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今は「ユーリ!!! on ice」の話ばかり。普段はお笑いやフィギュアスケートの話など。ちらかっててごめん。

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フィギュア採点のナゾ(2) 浅田選手のフリーはなぜ点数が伸びなかったのか

 浅田選手のフリー、点数内訳を見てみます。 ソチフリーTES(技術構成点)。

まず基礎点が、66.34。今回出場した女子選手で最高得点。

構成要素は最高難度(これは前も書きましたね。浅田真央選手の今季得点)。

ただし、回転不足判定で低くなっている。バンクーバーよりはルールがマシになっているけど。

詳細は、以前も紹介したサイト:ジャンプ得点表 - フィギュアスケートガイドに詳しく書いてあります。

前にこの話題を書いたとき紹介し忘れたポイントを一つ紹介しておきます。バンクーバーの頃は、簡単なジャンプを飛んでも「出来栄えがよい」と、難しいジャンプより点数が高い、という現象がありましたが、これが改正された。ジャンプの難易度に応じたGOEをつけるようになっています。

たとえば3Lz(トリプルルッツ)の加点は上下限2.1。3A(トリプルアクセル)の加点は上下限3.0。念のため再度書いておきます。これは「3Aを跳べる浅田選手が有利」のように言われることもありますが、上「下」限ですからね。失敗したら大きく減点される。そして難しいジャンプの出来栄えが良かったら、簡単なジャンプの出来栄えが良いより、大きく加点する、というのはごく当たり前のことだと思います。

回転不足を取られはしたものの、果敢に挑んだ結果基礎点は最高でした。 しかし、GOE(出来栄え点)が6.69しか伸びず、TES合計は73.03。そして、PCS(演技構成点)も69.68までしか伸びなかった。

 

上位選手のスコアと並べてみます。

女子トップ選手のTES内訳
選手名基礎点GOE
(出来栄え点)
TES
合計
PCS
(演技構成点)
ソトニコワ 61.43 14.11 75.54 74.41
キム 57.49 12.2 69.69 74.5
浅田 66.34 6.69 73.03 69.68
コストナー 58.45 10.39 68.84 73.77
ゴールド 60.64 8.93 69.57 68.33
リプニツカヤ 59.57 6.71 66.28 70.06

 

PCSが低いのは、ちょっと後回しにしますね。

GOEが低いことについては、実は「出来栄え」の問題だけではない。

回転不足のジャンプは、基礎点が70%になっているだけでなく、GOEも引かれるのです。

だから「回転が少し足りないけど綺麗に着氷したジャンプ」というのは、観客が驚くほど点数が伸びない。

ナンデ2カイモゲンテンスルノ…?

個人的には理解に苦しむこのルールについて、次回もう少し書いてみます。

 

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