Dailyscape Fragments

フィギュアスケート/ユーリ!!! on ice/お笑い/ミステリの話など。ちらかっててごめん。

Twitter ID: saenishi

THE MANZAI 2014 2回戦 東京二日目(8/27) Dグループ

ラスト、Dグループ。

●ゆにばーす
夢って本当にかなうの?

瞬間最大風速でウケたのはここかな。面白かった。
前に動画で観たときは、はら(女子の方)がそこまでブサイクに見えず、女芸人のブスキャラは飽和状態だし大丈夫?と思ったけど、舞台で生を観たら大丈夫そうだった!アレだね、首がないことによる埴輪感が独特だね。
正直そこまで奇抜なことを言ってるわけじゃないんだけど爆笑が起こる。間合いがうまいのかな。認定、というか決勝に来てもおかしくなさげ。

ベイビーギャング
北見が松葉杖で登場。…ほんとにビックリしたw
5メートルの高さから後ろ向きに落ち、なかなかの重傷とか…。痛々しい。
さすがにその件の説明があり、で、何やるのかと思ったら

北見「俺、医者になりたいと思ってさ」
りんたろー「どう見ても患者じゃねえか」
で始まり、大爆笑。

いやー、これは怪我してから(10日前って言ってたような)考えたのかなあ。
漫才も、松葉杖をふんだんに使ったネタで面白かった。
これで勝ち進んだら、次は松葉杖なしだと思うけど(さすがに思いたい)窮地にここまでできると腕力を認められれば次に繋がるかもしれないね。

しかし腰痛持ちなので、少ーしずつしか動けないというネタの場面は「本当はそのくらいで歩きたいのに、他は無理しているのではないか」とか余計なこと考えてしまった。
早期の回復をお祈りしております。


●三拍子
誰でも答えられるクイズ

クイズの途中でどんな適当なことを応えても、問題側がひんまげて正解にしてしまう、という形式。テンポがよくて勢いがあって、観客も沸いてた。んだけど、クイズがちょっと雑なんだよね…。もう少しひねりの効いた問題がほしかったな。


カナリア
迷子の子どものあやし方

既存ネタのアレンジ。最近あった安達主催のイベント「最高の玩具」が面白かった分、残念に感じてしまった。
ブラックな安達と対照的なボンちゃんのコンビネーションにもう少しバリエーションがほしいなあ。こういう尺の漫才だとボンちゃんが大人しすぎるような。
カナリアもロザンと同じく置きにきている印象で、サーキットまでは無難に行きたかったのかなあ。しかしこのネタではちょっと苦しいかも。

●ヘッドライト
おススメの映画

いろんな映画のタイトルを間違えたり、いろんなのがくっついたり混ざったり。
という古典的なネタでした。笑いが起こってはいたんだけども、特に若い層はあんまり知らなさそうなネタも?

●磁石
フランス料理店

さすがでした。
奇をてらってはいない、普通の漫才だけど、ほんとに面白い。あっという間。
磁石は奇抜な言動の永沢が印象的な一方、佐々木の懐がすごいよね。
永沢が何を投げても平然と返して、でも肩に力が入っていない。
イメージでいうと。
佐々木がフランス料理を楽しんでる横でなぜか永沢がキャッチボールを始め、ボールがどんどん飛んでくるけど、それを全て投げ返しながら平然とナイフとフォークを自然に使いフルコースをいただいちゃうような感じ?
認定は確定だろうし、今年も決勝で見られそうですね。楽しみだ。


●ザ☆忍者
ピタゴラスイッチに出たい

2児の母としては現役でお世話になっているピタゴラスイッチの、アルゴリズム行進を使ったネタ。
漫才にしては大分動きがあり(行進ですしね)インパクトはあるんですが…いろいろ作戦ミスじゃないかなあ。
まず、見てない人や忘れている人のためにアルゴリズム行進を一回やる。
そのあと、ツッコミどころのあるアルゴリズム行進をやる。
さらに、ツッコミどころのあるアルゴリズム行進をやる。
…ひと笑い取るのに、どんだけ時間かかるのよ。劇場公演で10分持ち時間もらったならわかりますが。
ツッコミどころもそこまで爆発力のある笑いにはならなかったなあ。
あと緊張からかもしれないけど、アルゴリズム行進をちゃんと歌えてないところがあった。こういうのは、真剣に練習するていの方が面白いんだよ!そこ手を抜いちゃダメだよ!って思った。
あと、余計なお世話ではありますが、ピタゴラスイッチは2002年から放送している番組です(わざわざwiki見たよ)。30代以降は自分の子ども時代には見てない。だから子どもがいなければ知らないかもしれない。その点でも、どういうものかはかなりかっちり説明しないと、置いていかれた方は、とても評価できないんじゃないかなあ。
審査員の方、いくつぐらいですかね…
…と、書き方がきつくなってしまったけど、なんというか、頑張っているのはとても伝わってくるんですよ。だから、的が外れていると気になってしまうのです…


●トムソーヤ
お風呂あがりの牛乳の飲み方

草食系なルックスのコンビ。なんかまったりした独特の雰囲気。
他と違う空気ではあったんだけど、ネタはそこまで印象に残らず。


●はんにゃ
子どもの頃の思い出

えーと、ネタ的には金田が得意な中学生男子でした。冒頭では川島がたっぷりとしたお腹を見せて「キャー」とか言われて余裕なのかなと思いましたが。
…いやー、こんなにメジャーなコンビが、ここまですべり倒すとは…
私はネタを劇場でも何回か見ているので、前みたやつだなーという感想しかなかったのですが、そんなにはんにゃのネタみたことはないだろうという若いお客さんまで、満遍なく、かなり冷たい反応でした。
こ、これならもう、出ない方がよくないか?知名度はあるわけだし。
サーキット用にとっておきのネタがあるとしても、これではつらすぎる…。
中学生時代あるあるネタをもう発掘できないなら、全然違うジャンルをやってみた方がいいんじゃないかな。


●ボーイフレンド
新しいシャンプーの仕方

シャンプーの仕方をラップ調に歌う宮川、それを習うようでボケる黒沼。
いやーここも、人気がありそうだねー。
テンポがよくて、ボケ方もスムーズで、おしゃれな感じ?
ただこなれているせいで逆に、ちょっと経つとあんまり覚えてないのであった。


囲碁将棋
チアリーディング部が憎い

なぜかチアリーディング部が憎いという相方に理由を聞く。
囲碁将棋の漫才って以前は、しっかりしているけどあまり派手な冒険しない印象だったんだけど、最近はスパークしてきたねー。
文田のぷりぷり怒りながらの「チアリーディングについて不思議なトコロ」はちゃんと共感できるし、根建が最初はツッコミつつも聞いているけど途中でキレるタイミングも絶妙。面白かった。
こちらも認定確実じゃないかな。


アルコ&ピース
平子に告白の仕方を習う

冒頭平子が「チアリーダーになって巻物を取りに行きたい」が、マジョリティ向けには一番ウケたのでは(苦笑)

全くもって真面目な例をシミュレーションし、途中はくすくす笑いしか起こらない。
それでも最後面白いという。
私は面白かったけど、まあ評価はわかれるだろうなー。
笑いの「数」だけでいったら、下から数えたほうが早い。いやー、ワラテン、あるいはとにかく笑わせる数で勝負する賞レースセオリーに真っ向から刃向かう漫才でした。
でもこれはこれで、ハンパにはできないんだよね。真面目なシーンはドラマみたいな長台詞をきっちり決めなくちゃいけない。そして何より、途中全然お客さんが笑わない中、自分を信じるハートの強さがなくちゃいけない。
私は、漫才かどうかは問わず、アルコ&ピースがもっと見たいなと思いました。
が、認定は、どうかなー?


なんか、長ったらしい感想もありましたが、読んでいただいてありがとうございました。

なお、これを書くためにコンビのキャリアとか記憶と顔があっているかとかを確認するために大分ぐぐったんですが「コンビ名 お笑い」でも出てこない人たち!動画検索して3画面ぐらい探しても一向にネタ動画が出てこない若手たち!なんとかしておこうよ!
今ならスマホで自撮りでもそこそこの画質の動画撮れるんだからさー。
あとwikipediaに載ってないなら自分達で書こうよー。


…と、これを書いているのは8/29の夜なわけですが、8/28はちょっと低調だったようで。私が見た8/27はボーダーゾーンに固まっている感じだったので、一層わからないねえ。


ともあれ、8/27に舞台で頑張ってくださった芸人さんたちありがとう。
そして充実したサーキット&決勝になるよう祈っております。

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