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ギオルギー・ポポーヴィッチの中国杯プロトコル(妄想) #ユーリオンアイス #yurionice

「ユーリ!!! on FESTIVAL」そして「ユーリ!!! on MUSEUM」が決まりましたね!ガイドブックやon STAGEの円盤などは出るものの、やはりイベントが決まると嬉しい。
チケット高いけど!
段差のない幕張メッセの後方席なら、ライブビューイングでお手ごろにリアルタイム鑑賞でいいんだけどな…

さて、プロトコル妄想、ギオルギー中国杯編です。

ギオルギーがSPで出してる98.17は、勇利が中四国九州で非公式記録出したときの実況からして世界トップ10レベル。
中国杯キスクラでは嬉しそうだけど、テレビ映像の表示上は、PBもSBもついてないので*1普段からこのくらい出せるということになります。
…本当にヴィクトルの影に隠れてるね…ロシアとスイス以外ならトップ選手だったのに。ということはリアルでも結構あるけどねー。

「自分の芸術的感性に絶対的な自信を持っている」彼ですが、確かにかなり独特な動きが多い!今Twitterでユーリキャラのジャンプが新旧どっちかとかすごく面白い考察が盛り上がってますが、ギオルギーはなんか、そういうのじゃないところにいるね!
SPはとりあえず目立ったミスはなく、キャメルスピンとかポジション綺麗だし、あとPCSはある程度高そう。
27歳という年齢からスケーティングスキルは高いだろうし、なんてったって「ヤコフの言うことを一番よく聞く」生徒。
他の生徒が嫌がるような、地道な陸上トレーニングやコンパルソリーをちゃんとやってたのではないだろうか。独特すぎてよくわからないけども。

今季のテーマ「ハートブレイク」はさあ、いつ決まったんですかね。
普通シーズンのテーマって春夏で決めるわけですが、あくまで表現の幅を広げるためとかに「ハートブレイク」をテーマにしてその後アーニャに振られたのでありましょうか。
そしてヤコフはその事情を知った上で作品に活かすように持っていっているのだろうか。

ということで、ジャンプ構成&SPスコアから逆算して妄想してみたのがこちら。
本放送は3Loだったけど、ミケーレ描写と合わなくなるので円盤は3Tに修正されてるね。

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FSは、後半ユリオの「見るの忘れた。」でぶった切られるのだけど、SPから推測されるポテンシャルで154.27まで点数が下がるのは、これは大分やらかしたということになります。
感性豊かってことは、逆に言えば繊細でもあるので、一度崩れると建て直しにくかったりするのかなあ。

省略されているところをミヤケン振付動画を参考に考えてみると、構成はこんな感じかと。

4S+3T
3Lo
(Sp)
4S
(Sp)
3F
3A+2T
3A
Chsq1
Stsq4
2A
3Lz+2Lo+2T
(Sp)

4S+3TはBase Valueだけで14.8あるので、これが決まっているのは大きい。
4Sを2回跳んでて、あと後半にアクセルを3回(ミヤケンが)跳んでいるので、3Aは2回跳んでると思われる。
これで、ザヤってない…かな…変だったら是非ご指摘ください。
ちなみに4Sを武器にしているからサルコーは得意そうなのに、3Sは跳んでないことになる?ちょっと謎な構成であります。

FSは154.27。単独4Sは転倒しているものの、残りがミスなし・PCSがSP並み・GOEが平均1.0でざっくり算出すると179点くらいになってしまう。
25点もどこにやったのか!

うーんとまず単独3A(9.35)で転倒、しかも回転不足で2A判定。GOE-3で0.63。
3Lz+2Lo+2T(10.01)の冒頭3Lzで転倒、コンビネーションに出来ず。GOE-2.1で4.50。
転倒3回が響いてPCSが下がり、動揺してスピンもレベルやGOEが落ちる。
と、ようやく下がった。

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ロシアナショナルまでにネクストステージへあげるには「課題は山積みだな」とヤコフ。
ただSPで98点出せるんなら、メンタルじゃないですかね…
新しい彼女が出来たらあっさり解決か。しかしそれだと成績が彼女頼みに?

ところでFSの「A Tales of Sleeping Prince」は、ギオルギーのスケート中モノローグみたいなストーリーが下敷きなんだろうけど、駐車場から戻ってくる勇利とヴィクトルのシーンとオーバーラップするシーンが大好きです。
「君はひとりじゃない。今助けてあげるよ」って思っててもどうしていいかわからないヴィクトルと、ひとりじゃないからこそ不安だったけど、泣いてちょっとすっきりして、なんか腹が座った勇利…

最初観てたときは何も知らずにいいシーンだなってだけ思っていたけど、これ、制作過程上は
「曲と歌詞」→「振付」→「アニメ映像」
の順で出来てるんだよね*2

勇利とヴィクトルのシーンにかぶるとか曲作成時点では全然わかってないわけで。他の選手が演技する曲をBGMに使うことも、その組み合わせの妙も、卓越したセンスだなー。

「A Tales of Sleeping Prince」にちょっと戻って。
このタイトル、作中だとギオルギーの妄想を見てるから「あー王子側の話なのね」ってスルーしがちだけど、Sleeping Princeってさ…寝てるの王子だよね?
10話で「時差ボケ Sleeping Beauty」って出てきたとき「えっポポフリーはやっぱり勇利のBGMで作ったのか!?」ってちょっと錯乱したな最初。
あと「助けに行くから」はソチの真央フリー前、佐藤信夫コーチのエピソードを思い出す…。

えっと何だっけ。ギオルギーでした!
そんなこんなで、ノーミスならFSは183点くらい出そう。
あと、4Tは跳んでなさそうだけど苦手なのかなー。

続く!

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*1:といっても、明らかにSBやPBでも何もついてないことが他のシーンにあったので、あまり当てにならないけど

*2:ミヤケン振付は早い段階である程度一気にやっていて、振付動画撮影より後に「カツ丼」モチーフが誕生したりしている