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今は「ユーリ!!! on ice」の話ばかり。普段はお笑いやフィギュアスケートの話など。ちらかっててごめん。

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【祝1周年】あの秋、勝生勇利ファンはGPシリーズをどう迎えたのか(1) #ユーリオンアイス #yurionice

10/5でユーリ!!!放送開始から1年なんですね。おめでとうございます。
1クールのアニメ見終わって、こんなに熱が覚めないとは思わなかった…

そんなこんなで、作中のGPシリーズを勝生勇利ファンがとう迎えたのか、振り返ってみようと思う。

 なお今回、第1滑走冒頭のソチ開催グランプリファイナル(以下GPファイナル)を2015年、第11~12滑走のバルセロナ開催GPファイナルを2016年とします。
また、本編の内容にどっぷり触れています。

●勝生勇利はどんな選手なのか

まずは勇利の立ち位置を確認してみる。

物語の始まりは2015年ソチGPファイナル
「やっとGPファイナルに来たのに最下位…現実が受け止められないところだよ!」
と落ち込む勇利…

まずこの冒頭シーンからいろんなことが推測できる。

・GPシリーズでは2大会の得点の合計でファイナル進出者が決まる。つまり勇利は2015年のGPシリーズは2戦出てトップ6に入っている。

・GPシリーズは12人ずつの6大会。2戦出られるかどうかは、前シーズンの成績で決まる。確実に2戦出られるのは世界選手権12位以内。残りはISU世界ランキング等の要素で上位24人が1大会保証され、あとは開催国招待で決まるが、つまりは2014/15シーズン時点で世界レベルでの活躍をしていた。

・スケート連盟サイトの特別強化選手の欄にはフィギュア男子は勇利一人しかいない。2015年12月時点で日本のトップということ。

・「最下位という現実が受け止められない」ということはもっと上を狙っていたということ。ファイナル進出ポイントは5位以上だった可能性が高い。

さらに、この後わかっていく情報からもう少し推測してみる。

・全日本でボロ負けした説明の中で、2016世界選手権の出場枠が日本にあったことがわかる。出場枠は前シーズンの世界選手権か、2015/16シーズンの選考大会で決まる。もしかしたら直前シーズンに引退した競合選手がいた可能性はあるが、おそらく勇利が世界選手権枠獲得に貢献している。

・2015年ソチGPファイナルの出場者のうち上位3人は2種類以上の4回転が跳べる*1。ミケーレも4Sを装備。この時点では勇利は4Tまでしか跳べない。それでも勝算があったということは演技構成点(PCS)がかなり高い。PCSはスケーティングスキルなど、短期間では伸びない要素なので、2014/15シーズン以前からある程度高かったことになる。

日本のフィギュアファンは多分ノービスから勇利を知ってる。

実力はあるのに、ここぞという試合で勝てない。
メンタルの弱さから、試合でジャンプがなかなかジャンプが決まらなかったんじゃないか。
練習はもちろん、公式練習でも、なんなら直前の6分間練習でも綺麗に跳べている高難度ジャンプが、試合では失敗してしまう――
「勝てるスキルがあるのになぜ発揮できない?」
ユーリ界のファンがあのヴィクトルのセリフを聞いていたら首がもげるほど頷いただろう。

練習で跳べるから国内メディアは事前に「優勝なるか」と煽り、結果は「惨敗」と罵る…
そんなシーンをファンは、もどかしい思いでずっと見守ってきたんだと思う。


●絶叫コースターのごとき勇利ファンの1年

上記から考えると、GPファイナルに進出できた2015年のGPシリーズは、4Tが安定し、4T+3Tが試合で決まるようになったシーズンだったんじゃないか。

もっと勝手に推測を進めると、4Sにトライし始めて、4Sの成否が気になるあまり、4Tが気にならなくなり、成功しだしたのではないか。
…という前提で、2015/16シーズンの妄想を続けてみます。

 

GPシリーズ

ついに世界のトップ争いに加わりだした勇利。花開いたシーズン!

シリーズ2戦とも善戦してくれて、表彰台にいる勇利。試合の録画リピはもちろんスポーツニュースのチェックも忙しい。

更に、拠点はデトロイト。試合以外の様子はSNS不精の勇利に代わって、リンクメイトのピチット・チュラノンがガンガンネットに上げてくれる。練習動画まで上がる。
「日本国内にいる時よりずっと様子がわかるってどういうことだよ!」
とファンは歓喜のツッコミがとまらない。
幸せな慌しさにファンは包まれていた。

しかし…

ソチGPファイナル

奈落の底に突き落とされる――
メディアには「今期で引退か」という見出しが踊る。

どんなに絶好調でも、大学四年のスケーターがどんな進路を取るのか、ファンは気がかりだ。本人が公にしない家庭事情により引退することだってある。
ましてやGPファイナルの絶不調…。

全日本選手権

引退の噂の中迎えた、全日本。
あまりの不調に怪我してるんじゃないかという噂も流れる。
「GPシリーズ中あんなに調子よかったのに!」
「…ってことはGPファイナルの直前…?」
「そういえば公式練習中、辛そうな表情してたの見た…!あれって痛みこらえてたんだ…!!」
「マジで!?」
ヴィッちゃん訃報とやけ食いの不調とは知らされないまま、ファンの憶測は駆け巡る。

そして結果…引退のシーズンで11位なんて!悲しすぎる…

この年、勇利ファンはどう年を越したのだろうか…正月などきたのだろうか…

2016年3月

勇利の大学卒業は報じられたものの、このあと大学院進学なのか、どこかの企業に属してスケートを続けるのか、全く情報がない。
もうこうなるとファンとしては、いつ引退会見があっても不思議ではないと覚悟をしている。

皮肉にもこのシーズンの世界選手権は日本の代々木体育館開催。2015GPシリーズ中は絶好調の勇利を見て、勇利が出る世界選手権を日本で観戦できる!しかも活躍しそう!と期待に満ちていたのに…なんという落差なのか。

そりゃ世界選手権で各国選手が日本で観られるのはスケートファンとして嬉しい、けど…複雑な思いで、勇利が大好きなヴィクトルの演技を見守る。
ああ、彼と戦いたかっただろうな…

そこへ突然、あの動画がぶっこまれる。

続く!10月5日中にはアップしたい…

 

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*1:2016シーズンと完全に同じかはわからないが、ベテラン二人は2015年時点で到達してそうだし、JJも2種類は跳べてそう