Dailyscape Fragments

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TM NETWORK TRIBUTE ALBUM -40TH CELEBRATION- (と、少し森見登美彦)

TM NETWORK tribute、久しぶりにフィジカル媒体を購入。どの曲も、作り手演者の愛を感じた。

以下にいろいろ同意だった。

TM NETWORKの40周年トリビュートアルバムのこと - WASTE OF POPS 80s-90s

特にMaria Club。プロモーションのダイジェスト音源からは、ハッちゃけてそう!って印象で、フルで聴いた最初は、ヒャダインもっとトンチキでも良かったのでは?→後半でTM原曲聴くと改めて良い→これは壊しすぎずスマートなのがやはり正解かも→愛ゆえの逡巡が伺える。

CAPSULESelf Controlは原曲濃いめに振り切ってて潔い。

B'zや西川貴教は完全に自分たちの曲として消化してて潔い。それぞれのライブでもやってほしい笑

いろんなリスペクトの形がある。

 

中でもくるりのSTILL LOVE HERが素晴らしくて。好きな曲がいっそう好きになった。

この曲はCAROLの流れで聴いていたので、あの物語のエンディングというかエピローグとして捉えていて、セピア色のロンドンの街並みを「二階建てのバスが追い越していく」イメージだった。くるりが作ると知った時、岸田Voがハマるのはもう脳内で検証完了していたのでめっちゃ楽しみだったのだけど、想像以上に良かった。

そういえばこの歌って歌詞には特にロンドンって出てこないんだなと気づき、くるり版を聴いていると、浮かぶ光景は日本のような気がしてくる。でも全然違和感がない。不思議!

何か既視感がある…?と引っかかって、わかった。

シャーロック・ホームズの凱旋」(森見登美彦)の舞台「ヴィクトリア朝京都」だ!

この作品、シャーロック・ホームズの登場人物たちが普通に京都で暮らしていて、鴨川沿いにビッグベンがありホームズは寺町通221Bに住んでいるという不思議な世界が描かれている。

登場人物は基本的に欧米の名前のままなんだけど、読んでいるうちに馴染んできて、原作とは違う風情が楽しめる。

異世界が出てくるファンタジーというところもCAROLみがあったり。

 

TM tribute、一番ハードルが高かったのを圧倒的に超えてくれたのはラストのELECTRIC PROPHETでした。クラムボンmitoによる満島ひかりVo、シアトリカル…というか映画一本見せてもらったような満足感。

感想を書こうと思ったけど言葉にならない。とにかくありがとう。

 

話が逸れるんだけど、そういえば昔CAROL公演を生で観たなあ、とwikipedia読んでたら、「当時サポートギタリストの松本孝弘が悪役を演じていた」という情報が!

1ミリも覚えてない!もったいない!笑